ハンドベイン

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気になる「手の甲や腕にぼこぼこと浮き出た血管」
治療をしてきれいな手を取り戻しましょう

〈当院の特徴〉

  • 5年間でのべ600症例以上の治療実績
  • 経験豊富な血管専門医による最新治療
  • 血管に合わせ各種治療を組み合わせたハイブリッド治療
  • 良好な治療成績

ハンドベインとは

「手の血管が浮き出て目立つ。」「手の血管が青く透けて見えて気になる。」
「年齢と共に手の甲の血管が増えてきて老けて見える。」「腕の血管がぼこぼこと目立って人前で手を出すのがいやだ。」
このような悩みの患者さんは実は多くいらっしゃいます。手は日常的に人の目に触れ、目立ちやすいからです。このように手の甲や前腕部の血管が膨れて目立つものを「ハンドベイン」と呼んでいます。これは手の静脈という意味です。浮き出ている血管はすべて静脈になります。「ハンドベイン」は病気ではありません。あくまでも血管が膨れているという状態です。多くの場合は、特に悪さもしませんし、手の痛みや浮腫などの症状も起こしません。ただこのハンドベインは加齢と共に徐々に進行していきます。そうすると10代、20代では目立たなかった血管が、だんだんと手の甲や腕に目立ち始めるのです。

ハンドベインの原因

手の甲の静脈が目立つようになる原因はいくつかあります。

1. 血管の老化による拡張

血管は年齢と共に血管壁の弾力が減少し、拡張しやすくなります。静脈壁はもともと血管の壁が薄く、拡張しやすくなっているのですが、さらに弾力が低下することで拡張しやすくなり、血管そのものが太くなることで、くっきりと血管が浮き出てしまうのです。

2. 皮膚の老化による皮膚弾力の低下

血管だけでなく皮膚も加齢とともに弾力がなくなってきます。これは主にコラーゲンの減少により張りがなくなり、皮膚そのものが薄くなることで起きます。手の静脈は皮膚のすぐ下を流れているため、皮膚が薄くなり、さらに弾力が低下することで皮膚に血管が累々と浮き出てきてしまうのです。

3. 皮下脂肪の減少

さらに加齢とともに皮下脂肪が減ってきます。手の静脈は皮膚すぐ下を流れていますので、皮下脂肪があればそこに埋もれて、あまり目立つことはありませんが、皮下脂肪が減少することで、浮き出るようになってしまいます。
特に女性は女性ホルモンの低下にしたがい皮下脂肪も減少しますので、50代以降に顕著に目立ち始めます。

4. その他

その他、遺伝や体質的に目立ちやすい方もいます。また運動や仕事で手を激しく使う方は、手の静脈が発達しますので、目立ちやすくなります。
多くの場合、加齢とともに静脈の壁の弾力の低下、皮膚の弾力の低下、皮下脂肪の減少が同時に進行し、だんだんと静脈は目立つようになってきます。

ハンドベインの治療

現在ハンドベインの治療は、以下の方法で行われています。

硬化療法

これはもっとも負担が少なく、簡単にできる方法になります。浮き出ている静脈に硬化剤を注射し、血管そのものを閉塞させ詰まらせてしまうという治療です。下肢静脈瘤に対し広く行われている治療で安全性や治療効果については実績のある治療になります。それを手の静脈に応用した治療です。メリットとしては、安全に負担なく治療ができること、目立った血管を消失させてしまうというのでしっかりとした治療効果が期待できること。手の甲などの複雑に広がった静脈を効率的に治療できることなどがあります。デメリットとしては、閉塞させた静脈が消失するまで数カ月かかることがあります。また意図しなかった静脈に硬化剤が流れ込みそこが閉塞してしまうことがあります。また太い静脈を硬化した場合、数回の治療が必要になることがあります。またしばらく色素沈着がでてしまうことなどがあります。

血管内レーザー焼灼術

これは浮き出た血管内にレーザーファイバーのカテーテルを挿入し、レーザーの熱で血管を焼いて縮小させてしまうという治療です。下肢静脈瘤では一般的な標準的な治療になります。これを手の血管に応用した治療になります。
メリットとしては下肢静脈瘤での治療実績があること、局所麻酔下で安全に行えること、拡張した静脈を焼灼するので確実に閉塞させることができること、太い静脈にも対応可能であることがあります。デメリットとしては、蛇行している複雑な静脈にはあまり向かず、また術後数日間は多少の腫れや内出血が出ることなどがあります。

体外からのレーザー照射

これは、主に毛細血管拡張に対して行われる治療です。手の甲に青く浮き出るような静脈にはほとんど効果はありません。

ヒアルロン酸やハイドロキシアパタイトなどのフィラーの皮下への注入

これは、皮下の皮下脂肪の減少した部分に、ヒアルロン酸などを充填して、血管を埋もれさせようという治療です。メリットとしては、血管そのものは温存できるということ、手の甲が痩せていて気になる方には甲がふっくらしてみためが改善されることなどがあります。デメリットとしては、まずはフィラーが血管内に入ってしまったときには塞栓症のリスクがあること、人によっては手の甲がぼてっと腫れたようになってしまうことなどがあります。また、数ヶ月するとフィラーは吸収され、元に戻ってしまいます。ヒアルロン酸で3―6ヶ月、ハイドロキシアパタイトでは12ヶ月程度で元に戻ってしまうと言われています。
その為、維持するためには、繰り返し処置を受ける必要があります。

当院の治療の特徴

私どものクリニックでは、硬化療法と血管内レーザー焼灼術を組み合わせたハイブリッド治療(東京ヴェインクリニック法)を行っています。
これは部位や静脈の形態、走行によって最適な治療を選択し組み合わせて治療を行うものです。手の甲の静脈では太く浮き出た静脈に関してはレーザー焼灼術を行い、また細かい蛇行した静脈には硬化療法を行っていきます。前腕部の静脈は、静脈径が大きいため、血管内レーザー焼灼術を行っていきます。硬化療法でつぶした静脈もレーザーでつぶした静脈も徐々に吸収され、数か月で血管そのものが消えてしまいます。麻酔は、局所麻酔で行いますが、静脈麻酔で軽く眠った状態で行いますので、痛みなどは特にありません。
現在日本で行われている治療は、いずれかの治療を選択して行っていることが多いのですが、東京ヴェインクリニックではそれぞれの治療法のメリットを組み合わせた治療(東京ヴェインクリニック法)を行うことが特徴になります。

合併症について

特に大きな合併症はありませんが、比較的多く見られる合併症としては、術後の内出血がありますが、これは1−2週間程度で吸収され消えてしまいます。また手の甲のむくみが一時的にみられます。これもいずれ軽快します。血栓性静脈炎を認めた場合は、しばらく血栓化した静脈を触りますが、徐々に吸収され消えていきます。また極めてまれですが、神経損傷により親指の付け根の痺れが出ることがあります。また血栓が肺動脈に飛び、肺塞栓症を起こす可能性は極めてまれです。

治療費について

治療はすべて自費治療になります。

手の甲の硬化療法のみの場合            
片側(手)で100,000円(税別)

手の甲のレーザー焼灼+硬化療法の場合       
片側(手)で150,000円(税別)

硬化療法と血管内レーザー焼灼術のハブリッド治療  
片側(腕・手)で250,000円(税別)

《追加の硬化療法を行う場合》
希望された箇所が消えるまでは、3回までは無料で治療します。(治療開始後おおよそ3か月程度まで)
その後、別の場所が気になる場合には、1回30,000円(税別)で行います。
※この他、初診検査料(2,500円前後)、手術前検査が必要となった場合には術前検査料(3,500円)がそれぞれ別途かかります。
※手術の際には、必要に応じて圧迫用のグローブ(6,000円税別)、スリーブ(7,000円税別)をご購入いただきます。

治療の流れ

  1. まずは診察をさせていただきます。
    問診、触診、視診などを行い血管の状態を把握し、またどのように気になり、どのように治したいのかを詳しくカウンセリングしていきます。
  2. 超音波検査で、血管の状態、血流などをチェックしていきます。
  3. 上記の結果を踏まえ、治療の可否、治療法を決めていきます。
  4. 手術となった場合、術前の検査(採血、心電図検査など)を行います。
  5. 手術について詳しくお話しし、日程を決めていきます。
  6. 手術当日は、硬化療法では30分程度、手術では2時間程度の在院で帰宅できます。
    術後は1−2週間程度、患部の圧迫を行います。
  7. 術後一週間でチェックを行います。

以上のような流れになります。 治療は日帰りで通院回数もそれほど多くはないので、日常生活を通常通りに行いながら治療が受けられます。

症例紹介

50歳女性
腕と手の甲の血管が気になるとのことで来院されました。治療は、左前腕部の血管内レーザー焼灼術と左手背部の硬化療法を行いました。afterの写真は手術後1か月経過したところの写真です。
治療の金額は、片側(腕及び手)で250,000円(税別)でした。

46歳女性
手の甲の血管が気になるとのことで来院されました。治療は、右手背部の硬化療法を行いました。afterの写真は手術後1か月経過したところの写真です。
治療の金額は、片側(手)で100,000円(税別)でした。