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下肢静脈瘤症例報告12です。

下肢静脈瘤の手術前の画像12、伏在型静脈瘤、枝の静脈瘤、クモの巣状静脈瘤、色素沈着あり

今回は68歳の女性です。
十数年来の下肢静脈瘤の患者さまです。見た目の問題と、足の重さが辛くなり、また脚つれが頻回になってきたとのことで来院されました。
最も多い大伏在静脈の逆流に寄る下肢静脈瘤です。写真を見ると、膝上から枝が分岐し、ひざ横から静脈瘤が浮き出ています。枝の静脈瘤、クモの巣状静脈瘤も伴っています。内果の所では皮膚の色素沈着も見えます。

左下肢静脈瘤、左副伏在静脈瘤のレーザー手術3か月後の画像12

手術は左大伏在静脈、副伏在静脈のレーザー焼灼術を行いました。
今回は大伏在静脈だけでなく、その枝である副伏在静脈もレーザーで焼きました。
これを残しておくと、将来再発の原因になる可能性が有り、こちらも焼灼しました。
レーザー手術は原因になっている血管を焼くだけでなく、その周りの枝も処理することが必要になる場合があります。私どものクリニックでは、その場の静脈瘤がなくなれば良いというのではなく、将来の再発を防げるような治療を行うように心がけています。
術後の3ヶ月での写真です。静脈瘤はほぼ消失しています。また内果の色素沈着も薄くなってきています。細かいところは今後患者さまが気になるようであれば、硬化療法を追加する予定です。