お知らせ

> ブログ > 下肢静脈瘤症例10です。

下肢静脈瘤症例10です。

下肢静脈瘤の手術前の画像10、伏在型静脈瘤、色素沈着、皮膚潰瘍、皮膚炎、皮膚硬化あり、

今回の症例は24歳の男性です。
数年前からの右下肢静脈瘤です。一年前から皮膚炎が出現し、くるぶしの所の掻き壊しをきっかけに、潰瘍形成になった患者さまです。近所の皮膚科で消毒をしてもらっていましたが、良くならず、痛みも強いため、紹介され受診されました。
まずは医療用ストッキングと、クリニック特性のパッドで圧迫し、症状のコントロールを行いながら、手術の方針としました。
これは術前の写真です。右下腿は全体にむくみが強く、太くなっています。所々に皮膚炎の後の色素沈着を認めます。くるぶしの周囲に、皮膚炎、皮膚硬化、潰瘍形成を認めます。

右下肢静脈瘤のレーザー手術と潰瘍周囲の硬化療法3か月後の画像10

手術は、右大伏在静脈のレーザー焼灼術と潰瘍周囲の硬化療法を行いました。
局所麻酔にて15分ほどで行いました。日帰りで行っています。
これは術後3ヶ月目の写真です。
むくみ・腫れはしっかり改善されています。潰瘍も治癒しています。
皮膚の硬化も取れ、色素沈着も改善傾向です。
この色素沈着は数ヶ月をかけ徐々に改善していきます。
痛み、だるさも取れ患者さんにはとても満足頂きました。