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下肢静脈瘤症例8です。

下肢静脈瘤の手術前の画像8、伏在型静脈瘤、湿疹、うっ滞性皮膚炎、びらん、

今回の症例は64歳の女性です。
以前からの右下肢の静脈瘤がありましたが、放置されていました。
長期間の立ち仕事も有り、徐々に悪化し、数年前からしく広範囲の湿疹、皮膚炎となりました。
皮膚科で治療するも良くならず、私どものクリニックに紹介となりました。
右大伏在静脈の逆流による下肢静脈瘤で、下腿部にボコボコとした静脈瘤を認め
また下腿部下部に全周性の広範囲の皮膚湿疹、びらん、皮下脂肪の炎症を認めました。
かなり重症の静脈瘤と、うっ滞性皮膚炎です。
この状態で数年皮膚科に通い続けたとのことですから辛かったと思います。
幸い、私の知り合いの皮膚科を受診し、これは静脈瘤だと診断されて紹介されてきました。

右下肢静脈瘤のレーザー手術及び効果療法の10か月後の画像8

手術は右大伏在静脈レーザー焼灼術+硬化療法を行いました。
20分程度で、問題なく終了しました。
このように皮膚炎を起こした患者さんは、術後も治癒するには時間を要します。
皮膚炎の部分は数ヶ月をかけ、赤みとむくみが取れいったん色素沈着の状態になります。それから徐々に色素沈着が取れさらに数ヶ月をかけ元に戻っていきます。
またその間は基本的には弾性ストッキングの圧迫が必要になります。
これが術後10カ月での写真です。
むくみ、静脈瘤の瘤は消失しています。また皮膚炎のあったところも元に戻っています。まだ少し色素沈着は残っていますが、これから徐々に消えいくと思われます。
患者さんには「皮膚のかゆみ、痛みから解放され、むくみも取れて足が軽くなり快適になりました」と喜んで頂きました。

このように皮膚炎を起こすと手術をしても治癒するまでに時間を要します。
なので、こうなる前には治療を行うのが大事だと思います。
静脈瘤はあるけど、最近かゆみが出てきたなどの症状が出てきた場合は、血管外科を1度受診されることをお薦めします。