お知らせ

> ブログ > 下肢静脈瘤とは? ― 足の血管に起こる“よくある病気”です

下肢静脈瘤とは? ― 足の血管に起こる“よくある病気”です

こんにちは。
東京ヴェインクリニックです。

今回から5回に分けて、**下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)**について、できるだけわかりやすく解説していきます。

第1回目は
👉 「下肢静脈瘤とはどんな病気なのか?」
についてお話しします。


下肢静脈瘤とは?

4

下肢静脈瘤とは、
足の表面の血管(静脈)が太く、くねくねと浮き出てしまう状態のことをいいます。

よく見ると、

  • 青い血管がボコボコしている
  • ミミズのように曲がっている
  • 皮膚の上からはっきり見える

このような見た目になります。

でも実は、
見た目だけの問題ではありません。

くもの巣状静脈瘤の画像
くもの巣状静脈瘤

静脈の「弁」が壊れることが原因です

私たちの足の血管には、
血液を心臓へ戻すための**「逆流防止弁」**がついています。

本来、血液は重力に逆らって上に流れます。
そのため、血液が下に逆流しないように、
血管の中に“パタパタ閉まる弁”がついているのです。

ところが、

  • 加齢
  • 遺伝
  • 妊娠
  • 立ち仕事

などの影響で、この弁が壊れてしまうことがあります。

弁が壊れるとどうなるでしょう?

👉 血液が逆流する
👉 足に血液がたまる
👉 血管がふくらむ

これが下肢静脈瘤です。

弁が正常に働いている状態      弁が壊れて逆流している状態


実はとても多い病気です

下肢静脈瘤は、
中高年の女性の約2人に1人にみられるともいわれています。

特に多いのは:

  • 立ち仕事の方(販売業・看護師・美容師など)
  • 妊娠・出産を経験された女性
  • ご家族に静脈瘤がある方

「年のせいかな…」
「体質だから仕方ない…」

そう思って我慢している方がとても多いのが現状です。


下肢静脈瘤は自然には治りません

ここがとても大切なポイントです。

静脈の弁は、一度壊れてしまうと
自然に元に戻ることはありません。

湿布やマッサージでは
血管そのものは治らないのです。

しかし――

現在は

  • 日帰りで
  • 傷がほとんど残らず
  • 体への負担が少ない

治療が可能になっています。

「手術」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、
今の治療は昔とは大きく変わっています。

このあたりは、第4回で詳しくご説明します。


まずは「病気である」と知ることが大切

下肢静脈瘤は

☑ 見た目の問題だけ
☑ 命に関わらない
☑ 年齢のせい

と思われがちですが、

実際には

  • 足のだるさ
  • むくみ
  • こむら返り
  • 皮膚トラブル

などの原因になるれっきとした病気です。

そして早めに対処すれば、
症状はしっかり改善できます。


まとめ

✔ 下肢静脈瘤は、足の静脈の弁が壊れて起こる病気
✔ 見た目だけでなく、だるさやむくみの原因になる
✔ 自然には治らない
✔ でも今は体にやさしい治療がある

次回は、
「どんな症状が出るの?放っておくとどうなるの?」
を詳しく解説します。

足の違和感にお悩みの方は、
ぜひ最後までお読みください。

東京ヴェインクリニック
院長 近藤啓介