その足のだるさ、下肢静脈瘤かもしれません ― 症状と進行について
こんにちは。
東京ヴェインクリニックです。
前回は、下肢静脈瘤とはどんな病気かについてお話しました。
今回は、
👉 「どんな症状が出るのか?」
👉 「放っておくとどうなるのか?」
をわかりやすく解説します。
こんな症状はありませんか?
よくあるのは次のような症状です。
✔ 夕方になると足がだるい
✔ 足が重い感じがする
✔ むくみやすい
✔ 夜中にこむら返りが起きる
✔ 足がかゆい
✔ 血管が浮き出てきた
「疲れているだけかな?」
と見過ごされがちですが、
実はこれがサインです。


見た目だけの問題ではありません
下肢静脈瘤というと、
「血管がボコボコしている病気」
というイメージが強いかもしれません。
しかし、実際には
👉 血液が足にたまる
👉 足の静脈内の圧力が高くなる
👉 周囲の組織に負担がかかる
という状態が続いています。
その結果、
- 慢性的なだるさ
- 痛み
- むくみ
- 皮膚トラブル
が起こるのです。
進行するとどうなるの?
下肢静脈瘤は、ゆっくり進行する病気です。
最初は軽いだるさだけでも、
数年かけて徐々に悪化していきます。
進行すると…
⚠ 足の皮膚が茶色くなる
⚠ 湿疹やかゆみが強くなる
⚠ 皮膚が硬くなる
⚠ 傷が治りにくくなる
⚠ 最終的には皮膚潰瘍(かいよう)ができる
ここまで進むと、治療にも時間がかかります。
だからこそ
早めの対応がとても大切なのです。

「血栓が飛ぶのでは?」という不安について
患者さんからよく聞かれる質問です。
下肢静脈瘤そのものは、
いわゆる“エコノミークラス症候群”とは別の病気です。
ただし、
- 表面の血管に炎症が起きる
- 血栓性静脈炎を起こす
ことはあります。
痛みや赤み、熱感がある場合は
早めの受診が必要です。
受診の目安は?
次のような場合は、一度ご相談ください。
✔ 見た目が気になる
✔ だるさが続いている
✔ むくみが強い
✔ 夜間のこむら返りが頻繁
✔ 皮膚の色が変わってきた
診察は痛くありません。
超音波(エコー)で血流や血管の状態を確認するだけです。10分程度で終わる負担の少ない検査です。
まとめ
✔ 下肢静脈瘤は「だるさ」から始まることが多い
✔ 放置すると皮膚トラブルに進行することがある
✔ 早期発見・早期治療が大切
✔ 診断は痛くない超音波検査で可能
次回は、
👉 「下肢静脈瘤の検査ってどんなことをするんですか?」
についてお話しします。
足の症状を“年のせい”で片付けず、
正しい知識を持つことが第一歩です。
東京ヴェインクリニック
院長 近藤啓介

