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ハンドベイン(手の血管拡張)の症例報告です。

ハンドベインの手術前の画像1、腕と手の甲の血管拡張

今回はハンドベインの症例について報告させていただきます。
ハンドベインとは手の静脈という意味です。病気ではありませんが、手の甲や、前腕部、上腕部の静脈が浮き出して気になるという患者さんが多くいらっしゃいます。このような患者さんのために審美的な意味合いの強い治療ですが、ハンドベイン治療というのがあります。欧米では良く行われている治療ですが、日本ではあまりなじみのある治療ではありません。私どものクリニックでは、カテーテルを使ったレーザー手術と、薬を使った硬化療法を組み合わせて行っております。主に足で行っている治療を手に応用した術式になります。局所麻酔下に20分ほどで終了する、安全な手術になります。
今回の患者さんは44才の女性です。
元々、血管は目立ちやすかったとのことですが、ここ数年さらに目立ち始めたと言うことで来院されました。
手は痩せていて細く、また皮下脂肪も少ないため、しっかりと上腕部まで浮き出ています。
元々テニスをしていたとのことで、血管が発達し、太くなってしまったことも関係していると考えられます。

ハンドベインのレーザー手術+硬化療法2か月後の画像1

手術は手背部、前腕部〜上腕部の表面の静脈をカテーテルを用いてレーザー焼灼術を行いました。さらに主に甲の部分を中心に硬化療法を併せて行いました。
術後1ヶ月後に残った部位に硬化療法を追加しました。
写真は術後二ヶ月後の写真です。
きれいに表面に浮き出た静脈は消失しています。
患者さまにも大変満足していただきました。
その後右手にも行っています。
後日それについても報告したいと思います。