保険治療と自費治療|下肢静脈瘤レーザー治療は東京ヴェインクリニック。保険適用の日帰りレーザー手術もご相談ください。

下肢静脈瘤治療ガイド

保険治療と自費治療

保険適応レーザー(980nmレーザー)と自費レーザー(2,000nmレーザー)との違いについて
従来のストリッピング手術は、身体への負担や術後の合併症など、問題点がありました。

下肢静脈瘤に対する手術治療としては、従来、ストリッピング手術(静脈をワイヤーを使って引き抜く手術)が行われてきました。
しかしこの手術は、数cmの傷が数ヶ所に残る上、腰椎麻酔または全身麻酔が必要なため入院をして手術を行っていました。またこの手術では、術後の出血や創感染、静脈を引き抜く際の神経損傷などが問題となっていました。

より侵襲の少ない手術として“レーザー焼灼術”が考案されました。

そこで、より侵襲の少ない手術として考案されたのが、レーザー焼灼術という手術です。
この手術は、原因になる静脈を“引き抜く”のではなく、“血管内を焼灼し閉塞させてしまう”という手術です。10数年前から欧米を中心に始まり、その治療成績と安全性から世界中に普及してきました。日本でも数年前から、一部施設にて自費治療という形で行われていました。

平成23年1月から980nmレーザーでの手術が保険適応となりました。

私たち血管外科医は、その優れた治療成績から、日本でも普及するよう数年前から厚生労働省に保険治療とするように働きかけてきました。そうして全国で治験が行われ、ようやく平成23年1月から一部レーザー(980nmレーザー)での手術が保険適応と認められました。

レーザー手術・レーザー機器は日々進化しています。

980nmレーザーが保険適応になったものの、認可に数年がかかってしまったため、現在では3世代古いレーザー機器(980nmレーザー)のみが認められるという結果になってしまいました。
この数年の間に、レーザー手術や使用するレーザー機器は急速に進化しています。治療成績はさらに向上し、痛みや合併症などの問題も改善されています。

レーザー機器の何が改良されているのでしょうか?

新しいレーザー機器との違いは、使用するレーザーの“波長”です。
レーザー手術が始まった当初は、840nm、980nm(第1世代)の波長のレーザーが使用されました。しかし、そのレーザーの特性から、エネルギーコントロールが難しく、焼灼した静脈が破裂したり、周囲の組織までが焼灼されてしまうという問題がありました。また、術後の内出血、強い痛み、周囲組織の熱傷や、焼灼後の再疎通率(再び元の状態に戻ってしまう率)が比較的高いことなども問題となりました。

それらを改善するために、1,320nmの波長のレーザー(第2世代)が登場しました。これはエネルギーが血管壁に集中する特性のあるレーザーで、上記の問題点を改良したものです。このレーザーは現在、アメリカでは最も普及しているレーザー機器になります。
その後さらに改良が進み、よりエネルギーが血管壁にのみ集中する特性のある1,470nmのレーザー(第3世代)が開発されました。

当院では、保険適応の980nmと最新の2,000nm両方の機器を用いています。

そしてさらに、最新の2,000nmの波長のレーザーが登場しました。
これは、さらに血管壁にエネルギーが集中する特性を持つレーザーになります。
当院では、2,000nmのレーザーを日本で初めて導入しました。
現在、980nm、2,000nm両方のレーザー機器を用いて、患者様のご希望に合わせて選択し手術を行っております。

  • 2,000nmレーザー
  • 980nmレーザー
980nmレーザーと2,000nmレーザーの特性の違いは何でしょうか?
レーザー焼灼による静脈閉鎖のしくみ

この2つのレーザーの特性の違いについて、具体的にお話していきます。

レーザー焼灼を行う場合、血管はどのように閉塞されるのでしょうか?
どの波長のレーザーでも、レーザーにより発生する熱が血管壁に伝わり、血管壁が熱変性を起こすことで、血管が収縮します。
さらに狭くなった内腔に炎症が起き、血栓とともに閉塞するのです。
波長によって異なるのは、その熱の伝わり方なのです。

980nmの波長のレーザー
980nmの波長のレーザーの場合、ヘモグロビンに吸収されやすいという特性があります。そのため、レーザー焼灼を行った場合、そのエネルギーは一旦血管内の血液に吸収されます。エネルギーを吸収した血液は、温度が上昇し沸騰します。その熱が間接的に血管壁に伝わって熱変性を起こします。
熱の伝わり方が間接的になるため、エネルギー量が多くなり、またコントロールも難しくなります。そのため、周囲組織も一緒に焼灼されてしまい、術後の痛みが強くなってしまうのです。また血液が沸騰することにより、血管が破裂して、大きな内出血を起こす原因にもなってしまうのです。
2,000nmの波長のレーザー
2,000nmのレーザーでは、その特性から、血液中のヘモグロビンにはほとんど取り込まれず、多くが水分へ吸収されていきます。そのため、エネルギーが周囲に広がることなく血管壁内にとどまり、血管壁周囲の組織が焼灼されてしまうことが少なくなるのです。
この特性により、血管が破裂したり周囲組織が火傷を起こしたりすることがなくなるので、術後の痛みや内出血が少なくなり、その結果、回復が早いということになります。
また、血管壁を直接焼灼するため、再疎通率が極めて少ないというのも特徴です。
再疎通率にはどの程度の違いがあるのでしょうか?
保険治療と自費治療

日本における980nmレーザーの治験の結果では、半年間で6.5%。一方、2,000nmレーザーでの半年間での再疎通率は0%でした。これはわかりやすくいうと、980nmレーザーでは、200人手術した場合、約13人の人は半年で元に戻ってしまい、2,000nmレーザーでは、半年で元に戻った人は一人もいないということです。

また、術後の痛みに関しても違いがあります。術後内服してもらう鎮痛剤の量が、980nmレーザーでは1週間で平均16錠に対し、2,000nmレーザーでは平均7錠程度と半分以下になっています(当院データ)。

どちらのレーザー機器にも、それぞれのメリットがあります。

このように、下肢静脈瘤のレーザー手術に関しては、2,000nmレーザーがとても優れたものとなりますが、残念ながら保険適応となっておらず、自費による治療になってしまいます。
一方、980nmレーザー(保険レーザー)は、2,000nmレーザーよりも治療成績は劣るものの、従来のストリッピング手術に比べれば、遜色のない十分な治療成績を持つレーザー機器です。何よりも「保険が適応される」というのは大きなメリットだといえるでしょう。

以下に980nm、2,000nmレーザーの特徴を比較して表にまとめました。

  980nmレーザー 2,000nmレーザー
エネルギー特性 血液中のヘモグロビンにエネルギーが吸収される。血管壁には間接的に作用する。 エネルギーは血管壁内の水分に吸収され、直接的に作用する。
内出血 比較的多い 比較的少ない
術後疼痛 多い 少ない
皮下の炎症 強い 弱い
術後の再疎通率(半年間) 6.5%(治験時データによる) 0%
費用 健康保険の適用可 自費による負担

当院では、それぞれのレーザーの特徴や長所などを患者様によくご説明しご理解をいただいた上で、どのように手術をしていくかを患者様ご本人に選択していただいております。

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